2011 F1 Rd.1 オーストラリアGP レポート
今年もついに F1 のシーズンがやってきました!
開幕戦のオーストラリア GP を観戦しましたのでレポートします。
今回の GP 、そして 2011 年シーズンの見どころについて、
- 中堅チームの確変(?)
- 大物ルーキーの登場
- 新しいレギュレーション & タイヤ
の3つの観点からまとめていきたいと思います。
中堅チームの確変(?)
今回の GP の表彰台の顔ぶれを、一体誰が予想することができたでしょう。ヴィタリー・ペトロフが表彰台に乗るなんて!
昨シーズンのルノーといえばロバート・クビサの力がなかったらまともな成績が望めなさそうな、少々残念なチームでありました。今年のルノーは、クルマの開発がうまくいったとは噂には聞いていましたが、大黒柱ともいえるクビサが事故で出場できなくなってしまったこともあり、あまりいい成績は望めないだろうと思っていました。
しかし、それがとてもいい形で裏切られました! ペトロフが表彰台に登るなど、一体どこの誰が予想することができたでしょう! 今回のペトロフの走りは、まさに見事でした。完璧なスタート、安定したラップ、昨シーズンと比べ、明らかに成長しているといえるのではないでしょうか。冬の間にプーチン閣下から人体改造でも受けたのでしょうかね。
ただし、相方のニック・ハイドフェルドが14位(ザウバー含む)と沈んでしまったこと、またペトロフはムラがあるドライバーであることを考えると、次のセパンは様子見が必要ですね。
次に、今回ダブル入賞(のはずだった)を果たしたザウバーも注目のチームでしょう。
F1 2 年目の小林可夢偉と F1 ルーキーのセルジオ・ペレスの、いわばダブルルーキー状態とも言えるザウバー。特に可夢偉が所属しているチームですから、応援するのは当然ではありますが、ダブル入賞を果たすとは、多くの人が予想できなかったはずです。
可夢偉の持つポテンシャルの高さは既に昨シーズンで証明済みですし、大物ルーキー・ペレスも大活躍できそうですから、ドライバーの面でザウバーはとても期待が持てると思います。また、ペレスが数多くのスポンサーを連れてきてくれましたから、財政面でも安定してきていると言えます。財政面で安定すれば、クルマの信頼性やアップデートの面でトップチームとの差が少なくなると思いますから、ますます活躍が期待できるのではないかと思います。
このまま、ザウバーがコンスタントに入賞を狙える立派な中堅チームへなることを祈るばかりです。
最後に、スクーデリア・トロ・ロッソを、期待しているチームとして挙げておきましょう。
今でこそ、レッドブルの育成チームに成り下がってしまった(?)トロ・ロッソですが、かつてはミナルディという名門(?)チームであったことは、多くの方がご存知だと思います。ミナルディといえば、幾多の困難を F1 への溢れんばかりの愛ですべて乗り切り、また優秀なルーキーを発掘してきた実績のあるチームです。
そんなトロ・ロッソ、今回はセバスチャン・ブエミが10位入賞を果たすことができました。そもそもブエミは予選でも地味に Q3 に進出していたことを考えれば、なかなかの実力をつけたものと思われます。ザウバーと同じく、コンスタントに入賞を狙える実力のあるチームに成長してくれると、より白熱したレースになって面白みが増すのではないかと思います。
ちなみに、もう一人のハイメ・アルグエルスアリ(名前長いよ!)は、私と年齢がとても近いため、とても応援しているドライバーの一人になっています。
ルノー、ザウバー、トロ・ロッソ。この 3 チームについて、特に注目していきたいと思います。
大物ルーキーの登場
今シーズンは、4人のルーキーを迎え、開幕しました。昨シーズンと違い、チーム数は変わらないにも関わらず、多くのルーキーを迎えることができたというのは、とても喜ばしいと思います。
その中でも、ペレスの存在感はかなり大きいですね。初陣を入賞(だったなぁ…)で飾ったというのもありますが、何といっても素晴らしい素質を感じさせられました。
まずは精神のタフさ。F1 の最初のレースは、ただでさえすごく緊張するものだというのは、容易に想像できます。ですから、緊張のあまり力を出しきれなかったり、ミスをしてしまう事はよくあることだと思います。しかし、それを乗り切っていきなり入賞を決めてしまうのですから、天晴れです!
あと、クルマの労りかたもポイントです。今回のレース、多くのドライバーが2ピットまたは3ピット作戦を選択する中、1ピット作戦を成功させることができたのは、ペレスただ1人だということは、驚くべき事実です。
今シーズン供給されるピレリタイヤは、特にソフトタイヤがとても劣化しやすいとされています。そんな、劣化しやすいタイヤを長く持たせるためには、慎重かつやさしいドライビングが求められるでしょう。そして、ペレスはそれを初戦でやり遂げたのです!
コスト削減の道を突き進む今日の F1 では、このようなやさしいドライビングが必須となってきていると思います。タイヤの数、エンジンの数、燃料、あらゆる場所で制限を受けるわけですから、なるべくクルマを労りつつも最大限のパフォーマンスを引き出すことが求められています。ペレスには、そんな F1 を生き残るの素質があると、今回のレースではっきりしたのではないでしょうか。
ペレスは、将来間違いなくチャンピオンを手にする、超有望株です。今後の活躍に期待ですね!
新しいレギュレーション & タイヤ
今シーズンから、レースをよりおもしろくするということで、 KERS(Kinetic Energy Recovery System) の復活とくぱぁ可変リアウィング(DRS: Drag Reduction System) の導入という、大きな変更がありました。
この新しい変更は、純粋なレーシングを楽しむ観点からすれば、オーバーテイクを無理やり増やそうという邪道ともいえるもので、賛否両論があったことは把握していました。個人的にも、この変更には否定的な考えを持っていて、どのような結果が得られるか、疑問視していました。
ひとまず、DRS 投入の目的である、オーバーテイクの増加は、とりあえず果たせそうだと、今回のレースを見て思いました。 KERS で逃げきられてしまえばそれでおしまいという批判もあるようです。確かに、今回のレースでも KERS で逃げきられた例はありましたが、それがすべてというわけではありません。
KERS と DRS をいかにして活かすか、それによってレースにまた違った要素がもたらされることで、ありがちな行列レースを打破できるとすれば、レギュレーションを甲斐があるのではないでしょうか。
ちなみに、アロンソ対ウェバー、バトン対マッサのバトルは見応えありましたね。こんな見応えのあるバトルが増えてくれると、とてもうれしいですね!
また、今シーズンからやってきたピレリタイヤも、なかなかいいのではないかと思います。今回のレースでは、タイヤ戦略というのが一層おもしろくなったのではないでしょうか。(地上波だからあまりよくわからなかったけど!) このタイヤ戦略は、F1 がドライバーだけのスポーツではなく、チームの総力戦であることを示す1つのポイントだと思いますので、盛り上がって然るべきなのだと思います。
新しいレギュレーションとタイヤ、この要素は今のところうまくいきそうな感触を得ることができたので、白熱したレースが期待できそうです。喜ばしい限りですね。
結びに
以上、今回のオーストラリア GP を見て感じた、今シーズンの見どころについて3つの観点からまとめてみました。
思い付きでまとめたせいか、思ったよりも分量が長くなってしまいましたね。まぁ、それだけ F1 は面白いということです。
今年は、可夢偉の活躍も期待できそうですし、今まで F1 を楽しんできた人たちだけではなく、より多くの人達にも F1 に興味を持ってもらいたいなと思っています。私は、こういう感想記事を上げることで、情報を出していくという形でコントリビュートできればなと思います。
次戦、マレーシア GP は、4月10日にセパン・サーキットで決勝です!
では。
P.S.
スチュワード空気嫁。よくもザウバーを失格にしやがったな!
あとフジテレビ! 地上波何とかしてくれ、いろいろと端折られてて、何がなんだかわからない!!
